日本テレビのニュース番組では「投票前に考える それって本当?」と題して、選挙の際の情報とどう向き合っていくべきか、お伝えしています。2日のテーマはSNSで拡散される「不正選挙」という言葉です。日本テレビ調査報道班の前田怜佳記者と共にお伝えします。
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先月22日、東京都議選の開票が行われました。この時、SNSで多く投稿されていたのが、“不正選挙”という言葉です。投開票などで不正が行われていることを疑う投稿で、中には、誤解を招くようなものも拡散されていました。
X上で「不正選挙」「都議選」というキーワードが入った投稿の数の推移を見ると、都議選の開票日だった先月22日あたりから増えて、その翌日にピークを迎えているのがわかります。
具体的には、「都議選では開票作業で大規模な不正」「不正選挙は許さない」「きょうの都議選も不正多数」などの投稿が多くみられました。東京都の選挙管理委員会は不正を否定しています。
また、開票日の翌日には、選挙の開票所とみられる場所に複数の赤い丸印がつけられた画像が投稿されました。
赤丸で囲まれているのはカバンで、「持ち込み違反のカバンを開票所に。不都合な票はカバンへ」といった、カバンの持ち込みによる選挙の不正を疑うような内容が書き込まれていました。
この投稿は、都議選の開票にまつわる別の投稿に返信するかたちで投稿されていたもので、2日時点で157万回以上表示されています。
投稿された画像を調べてみると、2016年にXで投稿されたものがありました。赤い丸の数に違いはありますが、人やカバンの位置はまったく同じです。
つまり、先月に投稿された画像は、少なくとも2016年以前のもので、過去の画像が使い回されていたことがわかりました。ただ、調査報道班が調べた限りでは、いつどこで撮影されていたかはわかりませんでした。
こうした選挙の不正を訴えるSNSの投稿を受けて、東京都の選挙管理委員会は、公式Xで「開票事務は公開している」「候補者が選んだ立会人による立ち会いのもと適正に行われている」として、不正は行われていないと否定しました。
開票に携わる人のカバンの持ち込みについては、法律での規定はありません。ただ、長年、選挙実務に関わってきた選挙制度実務研究会の小島勇人理事長は「現在は全国的にカバンやポーチの持ち込みを禁止しているところが多い」「投票用紙は、選管に納品されてから投票されるまで厳格に管理されているため、票のすり替えは現実的ではない」と話しています。
SNSと政治に詳しい立命館大学・谷原つかさ准教授は、「全ての情報に対して確認作業をするのは極めて難しい。真実かわかるまで拡散やいいねなどのアクションを起こさずに放っておく態度、やり過ごすことが大事」と話しています。
(2025年7月2日放送「news every.」より)
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