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しろ / 40歳美容マニアの老けない暮らし
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やらなくて良い美容点滴3選

①白玉点滴
白玉点滴を打ったからといって、自分のもともとの肌以上に白くなることはありません。
主成分のグルタチオンはもともと、中毒・肝機能・白血球の減少・湿疹などを改善する効果・効能が厚生労働省から承認されているもので、そこに美白効果というものは書かれておらず、あるのは「炎症性の色素沈着の改善」だけです。
美白には、蓄積したメラニンを排出するパターンと、シミをレーザーで除去する2つのパターンがありますが、グルタチオンにはそのどちらの効果もありません。
日焼けをしてしまって元に戻したいとか、もともとの肌よりも美白になりたいとか、そういった目的で白玉点滴を受けても、残念ながらそれは叶いません。
ただ、グルタチオンには抗酸化作用はたしかにあるので、紫外線を浴びる前に打つことでダメージを受けにくくする効果はあります。
「白玉点滴」という名前からイメージするような効果はないものの、悪いものではないので効果・効能を正しく理解した上で受ける分には問題ないでしょう。

②エクソソーム点滴
細胞同士で情報を交換し合っていることが近年の研究で分かり、その伝達に使われているのがエクソソームで、封筒みたいなものだと思ってもらえば良いです。
ノーベル賞も獲得した素晴らしい研究ではあるものの、果たしてそのエクソソームという封筒を体に入れまくれば美容に良いのかというと、それはまた別次元の話です。
現時点では、エクソソームの点滴が美容に良いというエビデンスも無ければ、健康に良くて長生きに繋がるという医学的なエビデンスも皆無です。
現時点で何のメリットも分からないものを、敗血症とかアナフィラキシーショックのリスクを冒してまで点滴するのはどうなのかという話です。
きちんと医学教育を受けて医学の基礎や倫理を修めた者であれば推奨はしないでしょう。
国際的にも、エクソソームの点滴が認められている国の方が少ないです。
アメリカでもFDAの警告が出ていますし、作っている韓国ですら点滴は認められていません。
エクソソーム点滴をやたらとすすめてくるところは、患者のことよりも利益を優先するクリニックというひとつの目安にしても良いくらいです。
現状、エクソソームの使い方としてエビデンスがあるのは塗布による使用のみです。
フラクショナルレーザー後の塗布によってニキビ跡と毛穴の改善が見られて、かつダウンタイムが短くなったというエビデンスはあります。
とはいえ、流行っているエクソソーム入りの化粧品というのは注意が必要です。
エクソソームは非常に繊細な物質であり、いざ使用する段階にはほとんど壊れてしまっているでしょう。
もし仮に壊れていないと仮定しても、エクソソームが角質を通過することはないので、正直一体何がしたいのか謎です。

③NMN点滴
NMNは、生命の維持に欠かせないNAD(ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド)を増やし、寿命に関わる酵素であるサーチュインを活性化するとされる抗老化物質です。
老化研究をある程度追っている人で、ワシントン大学医学部の今井眞一郎卓越教授の名前を知らない人はいないでしょう。
今井教授の同僚らの近年の研究で、私たちの体内にはNADを壊すSARM1という酵素があり、NMNの濃度が上がるとこの酵素を働かせるスイッチがオンになり、NADを破壊し始めることが分かってきました。
昨年11月の今井教授の講演内容から一部抜粋します。
「NMNの安全性が証明されているのは、あくまで経口による摂取です。これは、経口の場合、腸管でNMNが必要以上に吸収されないようセーフガードシステムが働くため。筋肉が衰え、運動障害が生じるALS(筋萎縮性側索硬化症)の一部の患者で、SARM1が活性化し、常にスイッチが入った状態になってしまう突然変異があることも分かっています。ですから、継続的な点滴で血液中に高濃度のNMNを注入したら、SARM1が何度も活性化されて神経障害が起こる可能性が十分考えられます。現時点ではNMNの点滴療法は勧められません」
これ以上、私から言うことは何もありません。

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